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こんにちは
あなざわ歯科です!
今年度より小学校の学校医に就任することになりました🏫
それに伴い学校検診に赴くこととなり、この5月6月は学校での検診に何度も足を運ぶこととなります。
私の担当する学校は一つなのですが、応援として他の小学校や中学校の検診にも参加しています。地域医療に貢献できる、子供の発育に貢献できることは喜びの限りです。できる限りのことをしていきたいと切に思っております!!
まず検診をして最初に思ったことは予想以上に虫歯自体は少なくなっているのだなぁということでした。昔よりもお口の中に関する意識の高い親御さんが増えたのが一番大きいのではないかと思いました。
本当に素晴らしいことだと思いますし、お口の中への関心がどんどん広まっていって欲しいなと感じております!
しかし、もう一つ感じたのは「顎の成長が弱く口の中が育っていない。歯が並び切っていない。」
という印象の子供が多いなということも感じました。
歯並びに関しては、「食文化の変化」ということが挙げられるのではないでしょうか?
現状の日本の食習慣はあまりにも「咀嚼」ということが考えられていない食習慣になってきているのです。
これはウェストン・プライス博士の書籍からも考察することができます。
この書籍は食生活と口の変化を研究したものであり、内容は以下の通りです
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1930年代世界各地の先住民を対象に食習慣と健康状態を調査したアメリカの歯科医ウェストン・プライス氏の研究結果では、同じ先住民であっても近代化の影響を受け生成加工食品など欧米食を食していた人たちはあらゆる面で健康状態が悪化したばかりか、わずか一世代で骨格までも変化し、免疫力までも低下していたという。また食習慣を戻すことによって健康状態が回復することも言及。
結論としてこの調査は遺伝的に均質な民族であっても食事の如何によって健康度が大きく変化することを示している。
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このことからもわかるように食習慣は口の中に多大な影響を及ぼしていきます。
私たち歯科医師はもっとこの「食習慣」というものにしっかりアプローチをしなければということを痛感しております。
あなざわ歯科ではできる限り、小児のみならず大人から高齢者まで「食」「栄養」という点においてもサポートできる歯科医院を目指してより励んでいきたいと思っております!
院内新聞やブログ、LINEなども今後は活用し有益な情報を発信していければと思っておりますので引き続きよろしくお願いいたします!
あなざわ歯科 院長 穴澤順之進